[Picam360]カメラ

Picam360では、カメラに「ELP-USB8MP02G」と「ELP-USB3MP01H」の2つを採用しています。

[選定理由]
まずRaspberry Piでは、CSI(Camera Serial Interface)カメラとUSBカメラの選択肢があります。
CSIカメラは高速でパフォーマンス面で有利ですが、ドライバはクローズされておりOV5647、IMX219の2つのみの選択となります。
ですが、イメージセンサの素子サイズが1/4″と小さく、素子上のピクセルサイズも小さくなります。そのため、感度特性とレンズの解像度の面で不利なことに加え、レンズの選択肢も少なくなります。そこで、その問題を解決するため、IMX219よりも1/3.2″と素子サイズ、ピクセルサイズの大きいIMX179搭載のUSBカメラ「ELP-USB8MP02G」を採用しました。
また、パノラマの画質の面では、一般的な画角90°のレンズに比べ、画角180°を超える超広角のレンズでは、明暗差が大きいため、より広いダイナミックレンジが必要となります。常に逆光の領域が撮影されると考えるとイメージつきやすいと思います。そこで、3MPixelではありますが、1/3″の素子サイズでWDR機能(ダイナミックレンジを向上させる機能)を搭載しているUSBカメラとして「ELP-USB3MP01H」を採用しました。
一方、USBカメラでは、「RICOH THETA」や「Insta360」などのパノラマカメラも選択肢としてあります。ですが、Raspberry PiのOpenGLで扱えるテクスチャサイズに2048×2048の上限があり、パノラマの正距円筒図法フォーマットでは、2048×1024が最大サイズとなります。そのため、魚眼レンズを2048×2048のサイズで撮像する方が、このテクスチャサイズの上限を有効活用することができます。

Jetsonや、今後登場するRaspberry Piの新型など、プラットフォームに応じて最適な選択肢は変わってきます。
Picam360のソフトウェアでは、特定のカメラに制約があるわけではありません。現時点では魚眼レンズの画像のみサポートしていますが、パノラマの正距円筒図法フォーマットやCUBICMAPフォーマットなども今後対応予定です。

[部品情報]
ELP-USB8MP02G
(http://www.elpcctv.com/8megapixel-usb-camera-module-usb20-sony-imx179-color-cmos-sensor-p-222.html)

ELP-USB3MP01H
(https://surveillance-equipment.en.alibaba.com/productgrouplist-803340241/WDR_USB_Camera.html)

[キット購入]
レンズとカメラのセットはこちらから購入できます。
Picam360 STORE
https://store.picam360.com/

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